教育基本法の改正案だそうです。
愛国心を養うことを、「愛国心という言葉は戦中を思い出させるから用いずに」当たり障りのない言葉に言い換えた案だそうですが。

国を愛する心って学校で教えるものなの? とか
国粋主義の復活反対! とか
いろいろなご意見はさておき。私が一番気になったところは

……涵養ってなに?

明治時代に作られた法律ならいざしらず、どうしてこんな平素には滅多に聞かないような言葉を使わなきゃならないんでしょうか。
なんていうか、難しい言葉を使わないと格好つかないという意識からこうした言葉遣いになるのであれば、それは、珍走団のラク書き(やたら画数の多い漢字を使った当て字。いうなれば珍走仮名)と変わらないじゃないか、と思われます。

まずは「誰にでもわかりやすい、誤解を生まない言葉で法律を作るように、議員と官僚を教育する法律」でも作ってはどうかと思うんですが
法律じゃなくてもいいけど…


ちなみに、愛国心を養うことについては、私は反対ではありません。
日本の歴史と文化と国土を愛し、日本人であることに誇りを持ち、同時に他国に敬意を持って尊重する心を養って欲しいです。
ただし、君が代を歌わせても、国旗を仰がせても、国を愛する心はまったく培われませんのでそのへんは誤解なきよう。